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Profile

大阪府で生まれ、3歳から東京で過ごす。

東洋英和女学院高等部卒業後、国立音楽大学音楽学部演奏学科声楽専修を卒業。

同時にオペラ・ソリストコースを修了。

同大学院音楽研究科修士課程声楽専攻オペラコース修了。

学内選抜により、2011年には『Vocal Concert』『ソロ・室内楽定期演奏会～秋～』に出演。その他、2012年『卒業演奏会』『第82回読売新人演奏会』東京新人演奏会』に出演。
大学院修了後すぐに二期会研修所マスタークラス修了(修了時には優秀賞、並びに奨励賞受賞。)新国立劇場オペラ研修所修了。在籍時にANAスカラシップ制度により、ミラノスカラ座、バイエルン州立歌劇場付属研修所で短期研修を受ける。

文化庁新進芸術家海外研修制度によりハンガリーにて研鑽を積む。

リスト音楽院にて、アンドレア・ロスト、ミクロシュ・ハラズィに師事。
第32回ソレイユ音楽コンクールで第3位及び審査員奨励賞受賞。

第28回、第39回霧島国際音楽受賞。

第16回東京音楽コンクール声楽部門入選。
第33回奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門奨励賞受賞。

第5回浜響ソリスト・オーディションにて第一位入賞。

2018年6月には二期会ニューウェーヴ『アルチーナ』モルガーナ役に抜擢。

2018年11月には『後宮からの逃走』にてブロンデ役で二期会本公演デビュー。

2019年6月には『ヘンゼルとグレーテル』にて露の精、眠りの精で日生オペラデビューを果たす。その後、日生劇場ファミリーフェスティバル『アラジンと魔法のヴァイオリン』『アラジンと魔法の歌』にも主要キャストとして出演。
2022年には宮本亞門演出の『フィガロの結婚』でスザンナ役で絶賛を博す。その後、同じく宮本亞門演出『パルジファル』に花の乙女1役で出演する他、コンヴィチュニー演出『影のない女』では鷹の声役、イリーナ・ブルック演出『カルメン』ではミカエラ役など多数の二期会本公演に出演。

新国立劇場オペラ公演では『ジャンニ・スキッキ』ネッラ役、『魔笛』パミーナ役、『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ役など数多くのカヴァーキャストを務める他、高校生のための鑑賞教室『魔笛』には夜の女王役で出演。新国立劇場研修所公演『カルメル会修道女の対話』にはマダムリドワーヌ役の助演を務める。
2024年には、準・メルクル指揮、台湾フィルハーモニー交響楽団による『薔薇の騎士』のゾフィー役に抜擢され、海外オペラデビューを果たし、本年も同オーケストラ『マーラー交響曲４番』で再度台湾に招聘されて、東京オペラシティ公演のソリストも務める。

オペラレパートリーは『コジ・ファン・トゥッテ』のデスピーナ役、フィオルディリージ役、『リゴレット』ジルダ役、『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役、『ラ・ボエーム』ムゼッタ役、『こうもり』アデーレ役、など多数。　
東京芸術劇場サラダ音楽祭『アトランティス・コード』にはグラツィエッラ役、井上道義プロデュースオペラ『A Way from Surrender〜降福からの道〜』にはマミ役で出演するなど、新作オペラやミュージカルにも精力的に出演し、オペラ歌手の枠に捉われず活躍の場を広げている。
アンドレア・バッティストーニに『ソルヴェイグの歌』のソリストに抜擢されるなど、ソリストとしても多数のオーケストラと共演を重ねている。『ベートーヴェン第九』、『モーツァルトcmollミサ』、『モーツァルト・レクイエム』、『フォーレ・レクイエム』等。文化庁学校巡回公演では仙台フィルハーモニー交響楽団と共演。
2022年、メゾソプラノ歌手の藤井麻美とともに「ARTS MIX」を結成し、旗揚げ公演となる『リゴレット』を上演し、好評を博す。国立音楽大学演奏補助。二期会会員。

Ena Miyachi

Japanese soprano Ena Miyachi is recognized as a promising young artist of her generation. She graduated from Kunitachi College of Music and completed Graduate school. She also completed the New National Theatre Tokyo Opera Studio and Nikikai Opera Studio.

She has received numerous awards and prizes from art organizations in Japan, most notably All Nippon Airline Scholarship in partnerships with Bayerische Staatsoper and Teatro alla Scala where she received masterclasses from Luciana Serra and Tobias Truniger. As a current recipient of the fellowship program from Agency for Cultural Affairs of Japan Government, she has resided in Budapest, Hungary, as she closely studies with Andrea Rost and Miklós Harazdy at Feranz Liszt Academy of Music. 

In 2018, She performed Morgana in "Alcina" at Nikikai New Wave Opera Theatre. In 2019-2020, she performed over 20 performances of Dew fairy and Sleep fairy in “Hansel and Gretel”. And she performed Blonde in "Die Entführung aus dem Serail", Susanna in "Le nozze di Figaro" , Fiordiligi and Despina in "Cosi fan tutte" , Queen of the night in "Die Zauberflöte" , Lauretta in "Gianni Schicchi" , Gilda in "Rigoletto" , Gasparina in "I campiello" , Musetta in "La Bohème" , Adele in "Die Fledermaus" , Madame Lidoine in “Dialogues des carmélites”, Micaela in ”Carmen” and flower maidens in "Parsifal" throughout Japan. Last summer she has performed Sophie in “Der Rosenkavalier” in Taipei with National symphony orchestra Taiwan by Jun Märkle. In addition to Opera she has performed with many orchestras as a solist in Beethoven Symphony 9th, Mozart Requiem, Mozart Messe in c-moll, Faure Requiem and Solveig's Lieder, and is also invited to Taiwan as a soloist in Mahler's Symphony No.4. She is a member of Tokyo Nikikai Opera Theatre.